馬喰町の焼肉店の客層はファミリー層よりもカップルや接待、会社のグループといった人が多く来店するため、仕事帰りの場合はスーツ着用が多いですし、女性もビジネスカジュアルなどの装いであることが多いため、臭い問題には敏感です。ジャケットに臭いが付いてしまうと困る、繊維にしみ込みそう…など気になることがいくつもあります。そのため、仕事帰りに焼肉を食べるのは避けたい、あらかじめ分かっている日は着替えを持参するというような人もいました。
食べたいものがあってもこのように臭いが気になるから止めておこうというのは勿体ない気がします。お店側にもお客様側にもこの臭い問題は悩ましいものでした。馬喰町という立地を考えると臭いを気にしそうな客層だったからです。しかし、今はそのようなことを気にする人はいません。店内に「無煙ロースター」が持ち込まれたことが最大の理由といえるでしょう。
無煙ロースターは肉の脂と煙が混ざり合うことで発する気になる臭いを発生させません。店内の空間が煙たくなることもないので、常にクリーンな空間で食事を楽しむことができます。この無煙ロースターの登場により、接待での利用やカップルの利用が飛躍的に増えています。